紀伊風土記の丘

      室内の左側は、板の床を張って 「オモテ」 と 「ナンド」 の2部屋からなっているため、
      「二間取平面」(ふたまどり)という形式です。
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        「オモテ」 は広く、一番中心となる部屋で、仏壇を設けています。
  紀伊風土記の丘_b0093754_043377.jpg

  「ナンド」 は生活をする部屋で、土間寄りにイロリを設け、火をたいて食事や暖房として使っていました。
  紀伊風土記の丘_b0093754_0432075.jpg

     「オモテ」 と 「ナンド」 の境や土間との境には仕切りとなる建具を入れず、
     また天井を張らずに天井裏まで直接見せており、室内全体を大きな一室に扱い、
     窓が少ないなど、非常に古い形を残した建物です。
  紀伊風土記の丘_b0093754_0433458.jpg

     この住宅は、江戸時代の後期に建てられ、二間取という古い形と、内部をひとつの大きな
     空間として使うなど、農家の初期の形をよく残した大切な建物です。
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by youshow882hh | 2007-01-24 01:07 | 紀伊風土記の丘 | Comments(6)
Commented by likebirds at 2007-01-24 12:46
拝見していると、とても質素な住宅に見えます。
畳の部屋は無いのでしょうか?

でも間取りにむだが無くて、家族がみんな一緒に生活していたのですね。
とても暖かな団らんの様子が目に浮かびます。(likebirds妻)
Commented by youshow882hh at 2007-01-24 13:12
likebirdsの奥様、こんにちは。コメント ありがとうございました。
4軒展示している中で、一番小さいですね。
これで、「四間取平面」、「三間取平面」、「二間取平面」、と段々小さくなって、
時代は、古くなって行く事が分かりますね。
昔のことですから、このような小さい家に、祖父母、父母、それに大勢の子供たちで
ひしめき合って生活をしていたのでしょう。
Commented by onsen771-2 at 2007-01-24 14:52
この建物は昔にしては広い方なので、結構お金のある人の家のようですね。

゙(*・・)σ【】ランキングにぽちっとな♪
Commented by youshow882hh at 2007-01-24 16:25
かりんさん、こんにちは。コメントありがとうございました。
250年も昔のことですから、皆、貧しい暮らしをしていたのでしょうね。
それに比べると、これだけの住宅に住めるということは、まあまあの裕福な家庭だったのでしょうね。

ポチ! ありがとうございます。
Commented by risaya-827 at 2007-01-24 21:17
こんばんは^^
しかし、一間一間が広い家ですねー♪
すべてがこういう大きい家ではないと思いますが。。。
昔の人は今のような文明の利器がないぶんだけ生活の知恵があったのでしょうね^^
ポチポチッっと_〆(・・*)

Commented by youshow882hh at 2007-01-24 21:38
理彩也さん こんばんは。コメントありがとうございました。
江戸時代末期と言いますから、かなり古い家ですね。
畳を敷かず、板の間での生活ですね。
紀州の山間部と言いますから、夏は涼しいですが、冬はかなり冷えると思います。
当然電気など来ていないでしょうから、生活の知恵は、現在より優れていたかも知れません。

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