６０年前の家原寺 ２０２３-０３-０５ ００：００

　　　　　６０年前の大阪府堺市の家原寺（えばらじ）です。知恵をつかさどる文殊菩薩を
　　　　　本尊とするお寺で、昭和３８年９月１５日～昭和４２年３月に訪れ撮影しました。

　　　　　今はきれいになっている家原寺ですが、昭和４０年頃までは荒れ寺といった感じです。
　


　　　　　家原寺は本尊が文殊菩薩（智恵文殊）であることから 「家原の文殊さん」 と親しまれています。

　　　　　この写真を撮影した頃は、境内ところ狭しとハクボクで祈願の文字が書かれましたが、
　　　　　今は祈願を書いたハンカチを本堂に貼り付けています。

　　　　　　　　親も真剣に拝んでいますね。

　　　　　　　　　　　線香の煙で手を清めて、本堂を何周も何周も回ります。



　　　　　　　　東門からの本堂ですが、夏草が生い茂っています。　（昭和３８年９月１５日撮影）

　　　　　　　家原寺 山門 南大門の仁王像 です。
　　　　　　　南大門は戦災や火災からも耐え抜き、家原寺で最も古い建造物です。

　　　　　「岸高」 とは 岸和田高校で、大阪府きっての進学校です。

　　現在安置されている仁王像は明治時代に近くの寺院から移設されたもので、本来安置されていたものは
　　「運慶・快慶」 の作と伝えられ、現在は米国ワシントンのフーリエ博物館に収蔵されています。
　
　
　　　　　家原寺の住職です。本堂へ出てきて皆に話しかけていました。



　　　　　「はくぼく以外のもので落書きしてはいけません」 のに、サインペンで書いているのも見かけます。

　
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